サロンやクリニックでの脱毛に興味を持つ方の中には「施術時間」を気にされる方も多いでしょう。
先に言っておくと、施術時間は部位ごとに大きく異なりますし、サロン・クリニックごとでも違いが出ます。

そこで今回は「脱毛の施術時間」について具体的な情報をお届けすることにしましょう。

施術のイメージを持つために、まずは脱毛サロンでの一般的な流れをご説明しましょう。

■ステップ①：問診・・・予約時間にサロンについてから、体調や肌トラブル・生理の有無などについて簡単な問診が行われます。

■ステップ②：着替え・・・特定の部分脱毛の場合を除き、服を脱いで専用ガウンや紙パンツに着替えを行います。

■ステップ③：肌コンディションのチェック・・・施術前に肌のコンディションのチェックや、シェービングサービスのあるサロンでは必要に応じてシェービングが行われます。

■ステップ④：ジェルの塗布・・・施術のためにジェルの塗布を行います。（サロンによって違いあり）

■ステップ⑤：施術開始・・・脱毛する箇所に照射が行われます。

■ステップ⑥：アフターケア・・・照射箇所の冷却や保湿など、肌のアフターケアが行われます。

■ステップ⑦：着替え・・・施術着から自分の服に着替えます。

こちらが一般的な施術時の流れです。
サロンごとに多少工程や内容に差はありますが、それほど大きな違いはありません。

施術時の流れはすでにご紹介した通りですが、ここから更に具体的に施術当時の来店から退店までの所要時間についての目安をご紹介しましょう。

①受付：5分
②施術：10分～1時間
③お肌のクールダウン：10分～20分
④次回の予約：5分
合計時間：30分～1時間30分

合計時間に大きな開きがあるのは、脱毛部位によって施術時間に大きな開きがあるからだと考えてください。

例えばワキの脱毛だけなら10分程度で済むこともありますし、全身脱毛の場合2時間程度施術に時間を要するケースも珍しくありません。
また受付や着替えの時間を考慮すると「施術時間＝脱毛に使う時間」ではありませんので、来店から退店までのトータル所要時間をきちんと計算することが大切です。

では脱毛部位別に施術時間にどの程度差が出るのか？
脱毛箇所を細かく分けて、それぞれの施術時間の目安をご紹介しましょう。

■両ワキの脱毛：５分～１０分
■顔の脱毛：１０分～１５分
■うなじ・えり足の脱毛：１０分～１５分
■Vラインの脱毛：１０分～１５分
■Iラインの脱毛：１０分～１５分
■腕の脱毛：３０分～４０分
■ヒザ下の脱毛：３０分～４０分
■背中の脱毛：３０分～４０分
■全身脱毛：５０分～１時間２０分

なお全身脱毛の平均的な施術の所用時間は、上半身（1時間～1時間半）+下半身（1時間～1時間半）の計約2時間～2時間半程度ですが、多くのサロンでは一度の施術で全身の対応は行いません。

2回もしくは4回に分けて施術を行い全身1回が完了となるサロンがほとんどですので、1回あたりの施術時間はそれほど長くならないケースが多くなります。

施術時間が部位ごとに変わるのは前述した通りですが、同じ個所の脱毛でも使用する脱毛器の種類や脱毛を受ける人によって施術時間に差が出るケースがあるのは覚えておくと良いでしょう。

例えば全身脱毛で50分の施術時間となるケースもあれば、逆に3時間ほどかかる場合もあります。
ちなみに施術が長引きやすい要因には以下のようなものがあります。

■施術時に冷却ジェルを使う・・・拭く時間と拭き取る時間がかかるため
■ワンショットずつ当てるタイプの施術・・・施術箇所が広範囲になるほど時間がかかるため
■麻酔の導入・・・医療脱毛では痛みが強い人に対して麻酔を用いることが出来るが、麻酔が利くまである程度の時間を必要とするケースがあるため

一昔前は「医療脱毛は施術時間が長い」というイメージが強かったですが、最近では「時短」のニーズに応える形でスピーディなニーズを売りにしているクリニックも増えていますので、サロンとクリニックで明確な施術時間の違いがあるとは言えないでしょう。

以上、今回は脱毛の施術時間に関する具体的な情報をお届けしてきました。
人によっては施術時に我慢を強いられることはあるでしょうし、時間を有効活用する意味でも施術時間は見かければ短いほど良いと感じるかもしれません。

ですが脱毛に通う目的は「ムダ毛をしっかり除去すること」であるはず。
施術時間が長くても質の高い対応をしてくれるのであれば、それは結果的に高い脱毛効果につながるわけですから、施術時間の短さだけでサロン・クリニックを選ぶのが最善の策とは言えません。

コストや脱毛効果、通いやすさなど様々な面を踏まえて自分に最も合ったサロン・クリニック選びを心掛けましょう。