サロンやクリニックでの脱毛では、脱毛効果を最大限に出すため、また肌への負担やトラブルを軽減するため様々な制約が設けられています。
・日焼け禁止
・施術箇所のメイクや日焼け止めの禁止
・生理中の施術禁止
※サロン・クリニックごとに違いあり
では脱毛を受ける際には「服装」をどうするのがベストなのでしょうか?
今回は施術時の服装について、施術を受ける部位ごとの違いや注意点などをまとめました。
服装は生地や露出度を意識する
特に全身脱毛など施術箇所が多い脱毛の場合、施術時は服を脱ぐ必要がありますので、施術当日の服装は脱ぎやすいタイプのものがおすすめです。
更に施術箇所の肌の状態を考慮し、以下のポイントも心掛けると良いでしょう。
【脱毛当日の服装で気を付けたいポイント】
①素材は天然素材がベスト:肌に直接触れる服の素材は、直接肌へ何らかの影響を及ぼす可能性を考慮すると出来るだけ肌に優しい素材が良いでしょう。特に施術後の肌は軽いやけど状態にありますので、ナイロンなどの化学繊維は刺激が強く肌への負担を考えると、避けるのが無難です。
②通気性が良い服:脱毛直後のデリケートな肌に対する負担を軽減するため、「肌に熱がこもりやすい」「摩擦によるダメージを受けやすい」服装は避けたほうが良いでしょう。ピタッとした服ではなく、風通しの良いゆったりした服装がおすすめです。
③露出が多すぎる服装にも注意:通気性を重視するといっても肌の露出が多すぎる服装は逆に危険度が高めです。脱毛後の肌は紫外線の影響を受けやすく日焼けしやすい状態にあるため、肌が露出した状態だと様々な肌トラブルを引き起こす危険性が高まってしまいます。また、露出度の高い服を着て日焼けしてしまうと、次回以降の施術を受けられなくなる可能性もありますので、必要以上に露出度の高い服装は避けましょう。
寒い時期の服装はどうするのがベスト?
脱毛当日の服装は通気性や脱ぎやすさを重視した方が良いと先の項目でご紹介しましたが、「冬でも無理して薄着の方が良い」という訳ではありません。
そもそも薄着にしてしまうと健康面を損なうリスクが高まりますし、肌のかさつきや乾燥を招きかねませんので、寒い季節はしっかり防寒を意識した服装で問題ありません。
ただし、防寒・重ね着を意識した服装にするとしても、以下のポイントは心がけましょう。
【寒い時期の服装選びのポイント】
①厚着になるため素材選びにこだわる:厚着になるとどうしても通気性は悪くなるものですが、通気性・吸湿性に優れた素材の服を選ぶことで難点のカバーを心掛けましょう。
②肌に優しい素材:やはり直接肌に触れる部分の服は、肌に優しい天然素材がベストです。
③タイツなどは避ける:防寒やファッションのためとはいえ、タイツやストッキングは肌への負担となり、特に施術後にはデリケートな肌を傷める要因ともなりますので、なるべく避けるのが無難です。人によってはピタッとした服を施術後に着たことで、発心や炎症などを起こすケースもありますので注意しましょう。
服以外の部分にも気を使おう
脱毛当日は服だけでなく、アクセサリーや髪形にもいくつかの注意が必要です。
【アクセサリー・髪型などでの失敗例】
・しっかり髪の毛をセットしてサロンに行ったが、施術時にベッドに横になったので台無しに
・施術時に外したアクセサリーを失くしてしまった
・施術後に髪型のセットやアクセサリーの装着で時間を取ってしまい、次の予約に影響してしまった
こういった失敗を避けるため、施術当日は髪の毛は下ろしたまま、くくる程度にとどめておき、アクセサリー類も必要最低限にとどめておくのが無難でしょう。
部位ごとにふさわしい服装
どの部位の施術を受けるかは人それぞれですが、部位ごとに適した服装が異なるケースは珍しくありません。
ここでは脱毛できる様々な部位ごとの施術の特徴を考慮し、事前に知っておきたい「適した服装・避けたほうが良い服装」についての情報をまとめました。
【ワキや腕の脱毛】
ワキ・腕部分の施術を受ける場合、おすすめなのは脱がなくても施術を受けられるノースリーブや、脱いでも露出部分の少ないキャミソールです。ただしノースリーブなどは時期によって紫外線の影響をダイレクトに受けてしまいますので、上着を羽織るなどして日焼け対策も同時に心掛けましょう。
【VIO脱毛や足の脱毛】
施術箇所はデリケートゾーン、もしくは他の下半身ですので施術中に上の服を脱ぐ必要はありません。従って、上下別々に分かれている服装が好ましく、ボトムスは脱ぎ着しやすいものを選びましょう。
【上半身の脱毛】
上はすべて脱ぐので着脱しやすいものがふさわしいのはもちろん、下半身まで下着姿にならないよう、上下別れた服装を選びましょう。
また施術後の肌への負担を考慮してピッタリとした服装は避け、通気性の良い服や天然素材の服を選ぶのもポイントです。
【顔脱毛】
顔脱毛では基本的に服を脱ぐ必要はありませんが、施術の妨げにならないよう首元の広い服を選ぶのがポイントです。施術時に上だけ抜いてキャミソールになるのもひとつの手でしょう。
ちなみに脱毛当日の服装選びで特に失敗しやすいのが「ワンピースなど上下つながった服を選んでしまう」ケース。
全身脱毛なら構いませんが、部分が限定されている脱毛では服を脱ぐ必要があるのは一部分だけですので、ワンピースを着ていると「上半身の施術だけなのに下着一枚にならないといけない」というような事態を引き起こしてしまいます。
施術を受ける部位ごとに適切な服装は異なりますので、ここでご紹介した内容を踏まえて適した服装選びを行いましょう。
脱毛当日の服装は施術や肌への影響を一番に考える
ですがせっかくお金を出して脱毛を受けるのに、着ている服の影響で肌トラブルを引き起こした、施術をスムーズに受けられなかった、といった事態を引き起こしては本末転倒ですよね。
肌への影響だけでなく、着替えで手間取ったりすると施術時間が短くなったり、場合によっては次の予約を取っている人にも迷惑をかけることにもなりかねませんので、「着脱が楽に、短時間でできる服装」を選ぶのも大切なポイントです。
今回ご紹介した通り、施術を受ける部位ごとに適切な服装は異なりますので、不安や疑問があるのなら直接サロンやクリニックに服装に関して問い合わせてみると良いでしょう。