時代とともに脱毛サロン・クリニックの数は増え、利用者目線にたった様々な工夫を凝らしたサービスが充実したおかげもあり、ずいぶん身近な存在になりました。
それでも、脱毛を受けるうえではいくつかの注意点が存在し、また様々なトラブルが日常的に未だ起こっているのも事実です。
そこで今回は「脱毛サロン・クリニックでよくあるトラブル」をその理由や対策などを分かりやすくまとめることにしました。
脱毛サロン・クリニックでの定番のNG8選
脱毛サロンやクリニックでは施術や脱毛効果、肌への影響などを考慮し、様々なルールが設けられています。
中でも「これはやってはいけないNG」の代表例を8つご紹介しましょう。
①脱毛前後の入浴
脱毛前後の入浴は乾燥や体温の上昇、感染症といった症状を引き起こし、施術時のリスクを高めたり、肌に思わぬトラブルを招く可能性を高めます。
もちろん入浴に限らず、身体を温める行為自体もNGだと考えてください。
②脱毛前後の飲酒
こちらも入浴と似ており、乾燥や体温の上昇だけでなく、場合によっては施術中に気分が悪くなるケースも考えられます。
目安として施術の前後1日は飲酒を控えるのが無難でしょう。
③脱毛前後の予防接種
予防接種後は体が弱っている状態となるため、施術により体調不良を起こすなどのリスクを高めます。
脱毛期間中に予防接種を受ける予定がある場合は、前もってサロンやクリニックに相談しましょう。
④施術当日が生理中
生理中は肌の防護機能が低下しており、施術により肌トラブルを招くリスクが高まるだけでなく、経血が器具やベッドに付着し感染症を広めてしまう危険性もあります。
更にVIOやヒップなどが脱毛部位の場合、施術そのものを断られる可能性もありますので注意しましょう。
生理中の施術の可否や対応などについてはサロン・クリニックごとに異なりますので事前確認しておくのが無難です。
⑤施術前の自己処理
光脱毛やレーザー脱毛の場合、施術の2~3日前にムダ毛の自己処理を求められるケースが多く、この点は必ず守るようにしましょう。
剃り残しがあると脱毛できない可能性もありますし、効果そのものが低くなるデメリットも出てくるからです。
また、毛抜き・ワックス・除毛クリームで自己処理を行うのではなく、カミソリもしくは電気シェーバーで自己処理を行うようにしましょう。(肌への負担を抑えるため)
⑥肌に化粧水などを塗らない
日常的に肌に化粧水や保湿クリーム、制汗剤などを使っている方は多いでしょうが、施術前後に脱毛部位に使うのは避けましょう。
医薬品やクリームの成分などが脱毛機器の作用を妨げ、ムダ毛への効果が弱くなる可能性を高めてしまうからです。
ただし、サロンで出されている専用の化粧水・日焼け止めなどは脱毛当日に塗っても問題ないものがありますので、必要に応じて活用すると良いでしょう。
⑦脱毛期間の日焼け
日焼けは「脱毛期間中の特にNGな行動」ともいえるほど、避けた方が良い行為です。
脱毛効果が弱まるだけでなく、日焼けした状態での施術は痛みを感じやすくさせ、肌トラブル(シミの原因など)を引き起こす可能性も高めてしまうからです。
日焼けによる肌のダメージは2・3か月続くため、脱毛期間中はいつも以上に入念な日焼け対策を行うようにしましょう。
※ただし、最近では日焼けした人でも問題なく脱毛できるシステムを提供しているサロンも出てきています。
脱毛サロン・クリニックでのトラブルを防ぐための対策
前述したNG集はあくまで施術を受ける側に大きな要因がありますが、脱毛サロン・クリニックでのトラブルのすべてが利用者側に問題があるわけとは限りません。
料金トラブルや思わぬ肌トラブル、痛み、スタッフの接客などは店側、もしくは双方に原因があって起こるトラブルの代表例です。
では様々なトラブルを防ぐために、どのような対策を利用者は取ることが出来るのでしょうか?
【トラブルを防ぐための対策】
・初回カウンセリング時に施術内容や肌トラブルなどに関して、リスクも含めてしっかり説明しているかを確認する(公式サイトの記載なども確認)
・不明瞭な料金体系、プランになっていないかを確認する
・治療費無料など、万が一の肌トラブルに対する保証が用意されているか
・初回カウンセリング時に強引な勧誘や必要以上の押し売りはしていないか
・スタッフの接客や対応に関する悪評がないかを口コミで確認
これらの対策を事前に把握し、きちんとチェックしたうえで選べば、脱毛サロン・クリニックでのトラブル回避には大いに役立つでしょう。
もちろん今回ご紹介した「NG行動」も心掛けながら、トラブルを避け、効率よく脱毛を進められるよう自分なりに努力することも忘れないでください。